Sights of Syria
Ruins in Bosra(ボスラの遺跡) Oct. 23, 2006
The road to Bosra (ボスラへの道)
ボスラは、シリアの首都ダマスカスの南約150km、ヨルダンの国境近くにある都市です。ビサンチン様式の建物が数多く残っています。
古代都市ボスラ(Ancient City of Bosra)は1989年に世界遺産に登録されました。
ダマスカスからボスラに向かう道の途中です。なにかしら、立派な家が見えます。
The road to Bosra (ボスラへの道)
右が我々がチャーターした車、ディーゼル車です(韓国産)。燃料補給します。
軽油はガソリンに較べ、1リットル7SP(約14円)と安く設定されています。
The Resevoir of Bosra (ボスラの貯水池)
ボスラに着きました。ここはローマ時代の貯水池の跡です。
The Coach in Bosra (ボスラの観光四輪馬車)
観光馬車です。ボスラ一帯を回るのに距離が長いからこれに乗ってくれといわれました。料金高そうです。
Ruins in Bosra (ボスラへの遺跡)
古代の建造物が沢山並んでいます。
現在ボスラはローマ時代、ビザンチン時代、そしてイスラムの時代の遺跡を含む考古学上の重要な場所になっています。
Ruins in Bosra (ボスラへの遺跡)
古代都市の跡を馬車で巡ります。
Ruins in Bosra (ボスラへの遺跡)
ボスラの石造建築物は黒い色をしています。シリアの石は石灰岩が多く白っぽいのですが、ボスラ一帯は違っていて玄武岩でできています。だから黒褐色なのです。
同じシリアのパルミラ遺跡と見比べてみてください。
Ruins in Bosra (ボスラへの遺跡)
ここは伝説の部屋です。預言者ムハンマドが若い頃ここに立ち寄り祈ったときの手の跡が床に残ったと言うのです。
Ruins in Bosra (ボスラへの遺跡)
遺跡の中の住民ですね。
Ruins in Bosra (ボスラへの遺跡)
時代と共に支配者も変わりました。遺跡の上に遺跡があり、ここは3つの時代に対応して3層構造の遺跡になっています。
紀元前2世紀、ボスラは最初のナバティアン(Nabatean)の都市でした。
2世紀、ローマ帝国のトラヤヌス帝が、この地域を征服してアラビア属州とし、ボスラの地に都市を築かせました。
7世紀、アラブ人の支配下に置かれました。
12世紀頃、十字軍の攻撃に備え要塞化されました。その後、ボスラは幹線道路から外れ、衰退の一途をたどり、廃墟と化して現代に至ります。
Ruins in Bosra (ボスラへの遺跡)
大きな古いモスクです。現在も使われています。
Prayer in Bosra (ボスラの祈る人)
モスクの片隅でコーランを読んでいる年配の人がいました。
薄暗い部屋ですが心には光があるのでしょう。
Prayer in Bosra (ボスラの祈る人)
祈る老人