The Euphrates River Area (May 3, 2007 - May 5, 2007)
Silk Road and Athriya (シルクロードとイーシリア) May 3, 2007
Silk Road (シルクロード)
アレッポからサバハット アル・ジャバルに来てさらに南下し、シリア砂漠の方向に向かいます。この道はいにしえのシルクロードです。
11:03 砂漠の風景になってきました。遠くにまだコッベが見えます。この一帯の伝統的な建造物なんですね。
Silk Road (シルクロード)
11:10 シルクロードです。この道を真っすぐ南下すればパルミラに行き着きます。紀元前から交易に使われた道です。
Silk Road (シルクロード)
11:12 シリア砂漠のにおいを感じ取りましょう、と案内役の考古学者Dr. Hamido。
砂漠に生えている乾燥に強い草です。摘んでにおいをかいでみました。ヨモギのようなハーブと言った感じ。
遊牧された羊やラクダにとっても栄養価の高い自然の恵みなのだそうです。
Syrian Semi-Desert (シリア砂漠)
11:56 シリア砂漠にラクダの群れ。自然の光景ですが、ラクダには所有者がいて自然状態で放牧しているのです。
Syrian Semi-Desert (シリア砂漠)
12:00 ラクダの飼い主がオートバイでラクダを我々のいるところに集めてきました。手前に我々の乗ってきた車が見えます。
Athriya (イーシリア)
12:46 シリア砂漠の道をさらに進むと古代建造物が見えてきました。 英語表記でAthriyaなどとかかれています。
歴史に出てくるアッシリアなの?
違いました。イーシリアのような発音です。アッシリアは隣の国イラクにあります。
Athriya (イーシリア)
12:50 屋根の部分は殆ど崩壊しています。わずかに柱の上部に彫刻が残っています。ローマ様式だ。
この建造物は2世紀のアポロ神殿なのです。
Athriya (イーシリア)
12:52 周辺を掘り起こすと建造物の残骸が出てきます。ほとんど修復されていないんだ。
Flower of Athriya (イーシリアの花)
12:55 足元を見ると小さな花が咲いています。
ベージュの砂漠に敷き詰められた3原色パターンだ。
Athriya (イーシリア)
12:56 羊の群れと古代遺跡
ここイーシリアは古代スリアーナと呼ばれ交易の中心地だった。現在の国名シリア(アラビア語発音はスーリア)はこの古代地名に由来する。
それにしても、羊は砂漠によく適合している。この温厚な動物が砂漠の民の生活を支える力を持っている。なんともすごい動物だ。
Athriya (イーシリア)
13:01 ここは道路の交差点。東西南北に延びるシルクロードが1点に会する中心地です。
道路標識には、ALEPPO, KHNASSER, SALAMIEH, PALMYRAのように書いてあります。
いにしえ、ラクダに乗った隊商がこの分岐点でそれぞれの目的地に向かったのでしょう。