食料品

野菜と果物

• シリアの生活必需品関係の物価は日本に比べはるかに安い。食料品は重さで買う、0.5, 1.0, 1.5, 2.0kgなどが普通、一般にとても安い。 私がラタキア市で買物をした時の価格例（2007 - 2009年）を次に紹介します。なお、100SP（シリアポンド）は約200円です。
  • 米（50..100SP/kg）、鶏肉（100SP/kg）、鶏胸肉（200SP/kg）、ローストチキン（250SP/一匹）、魚（200..500SP/kg）、 牛肉（350SP/kg）、スパゲッティ（25SP/束）、ポテト（20SP/kg）、オレンジ（35SP/kg）、トマト（25..35SP/kg）、 キャベツ（30SP/大玉1個）、玉ねぎ（25SP/kg）、シャウルマサンドイッチ（25..50SP/個）、ミニピザ（10..20/枚）、 レバノンワインKusara（350SP/本）、牛乳（35SP/1L）
  • なつめ電球60W（中国製10SP）、プリント用紙A4（200SP/束）、白板ペン（日本製50SP/本）、ボールペン（日本製30SP/本）、 クリーニングYシャツ（25SP/着）
  • 週１、2回食料品を買いに出かけたが、沢山買っても1,000SP (2,000円)を超すことはほとんどなかった。

ポテト2kg、玉ねぎ1kg、トマト1kg、なす1kg、オレンジ1kg、さやいんげん0.5kg、キャベツ１玉など、ポテトのおいしさにびっくり

オクラ0.5kg、さやいんげん0.5kg、日本では見た事の無い青菜、ごついが柔らかくほうれん草のような食感でおいしい

ネギも心配無用、日本そばやインスタントラーメンに良く合う、夏はスイカ、大きくて甘くとってもおいしい

オレンジ、日本で言うザボンか？大雑把な味、レモン、オレンジにも数種類ありとってもおいしい

りんご、ぶどう、青いりんごだがとってもおいしい（ゴールデンデリシャスだと聞いた）

季節ものである紫と青の２種類のぶどうを見かける、どちらも皮ごと食べる、適度に甘く酸味もありとってもおいしい

青い洋梨をカリカリ食べる、ほんのり甘い、黄色になると甘みが増しいっそうおいしい、ブラックチェリーも安いので沢山食べた

アプリコット、現地の自家製ジャムは自然でことのほかおいしかった　　　　黄色メロン、安くおいしいので沢山食べた

 

日本食で言う主食関係

インスタントラーメン、スパゲッティ、米、ホブズ（シリアパン）、卵、牛乳、マヨネーズなど

マグロ缶詰、トマトケチャップ、インスタンコーヒー、紅茶、ラブネー（水分の少ないヨーグルト）、チーズ、アラビアコーヒーなど

モッツァレラ風のナチュラルチーズはスープにいれて食べるとおいしかった、よくおまけに貰ったおにぎり風のチーズはそのまま食べた

左の写真はオニオンスープです。私の好物でした。このスープにはオニオンの他、上記のナチュラルチーズが溶けてたっぷり、それにパンが入っています。 このチーズには塩味のないプレインタイプとかなり塩味の強いタイプがありました。私は健康上の理由からプレインタイプを買いました。 家でオニオンスープもどきをつくり良く食べていました。
シリアには自然味あふれ季節感いっぱいのおいしい食べ物が多すぎる。赴任前には想像もできなかった。 シリア人が沢山食べて太ってしまうのも妙に納得してしまった。
私個人はどうか？　年齢のせいもあり油ではなく水を使う日本料理風の食事を作り食べていたので目立って太る事はなかったのでした。

 

果物パンチ風のドリンク、マヨネーズ（130SPと手書）、アプリコットジャム、ピーナツクリーム、それにローストチキン一匹（約500円）

 

海産物

ラタキアには大きい魚市場がある、ここで地中海で採れた魚やエビを買う、価格は肉より高め、自分で料理すれば結構おいしい

 

アルコール飲料

ビールもエジプト産、ドイツ産、シリア産など３種類くらいは簡単に買える。
ナツメヤシなどの糖質を発酵させ蒸留して作るアラックは度数の高い酒だ。透明でハッカのような香りがする。 現地の人は水で割って飲む、水で割ると白く濁る。強い酒に珍しくフルーティな風味なのでジュースで割っても飲みやすい。

 

電気製品など

電球など

ナツメ電球　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　電球型蛍光灯

ナツメ電球　　　　　　　　　　　　　テーブルタップ（内部配線欠陥で加熱事故を起こし易いので要注意、中国製）

乾電池（AAA=単４、AA=単３、日本製）　　　　　　　　　　　　　カッター（刃折り取り形、中国製）

テーブルタップの内部配線欠陥で加熱事故

電気店で電源リセプタクル（テーブルタップ）を安く買える。ただ事故が多い。1kw程度の電気製品をつなぐと火花がでて煙が出た。 内部を開けてみると細いビニル配線が重なり合っていて、規格内の電流でも加熱された結果被服が溶けてショートしたことが分かった。 これは製品の欠陥だ。欠陥の内容は 配線材が細すぎる、最小の長さに抑えるため重なり合う配線になっている、 導線は銅ではなく安くするため銅の合金であり銅より抵抗が大きい、つまり、品質管理が行われていない事を示す。 私は同じ事故は複数回、また同僚も経験した。2009年の現状では中国製にこの種の問題が多い。