JICAシニア海外ボランティア活動報告

5. シリアの生活環境

生活環境

配属先の勤務時間

メカトロニクス学科の授業(助手スーハさんのPICマイクロコントローラの講義)   モータ制御装置の説明を聞いている学生

メカトロニクス学科の授業 メカトロニクス学科の授業

メカトロニクス学科の授業(私のPICマイクロコントローラの講義)   学生プロジェクト(卒業研究など)の計画発表会

メカトロニクス学科の授業 メカトロニクス学科の授業

 

シリアの休暇(イスラム暦による休日は西暦では毎年変る)

 

郵便、通信事情

ラタキア市の郵便局、外観を見ただけでは分からない、入り口も日本とはだいぶ違う。

 

 

住居およびその環境

窓(鉄格子付)の向こうは大学構内          風呂場(西洋式、バスタブの底は凹面になっていて特に滑りやすい)

台所、貯水槽からの温水と冷水それに水道直結の3つの栓がある      3年目に引っ越した借家の全景、この3階に住んだ

借家の外観

 

交通事情

ダマスカスとラタキアを結ぶ高速道路(無料)、中央分離帯とトラクターが見える、アラビア語と英語表記の道路標識がある。

田舎の山道で遊牧民と会った、舗装道路だ。さらに山頂まで行くとロバを連れた働き者の親子に会った、自然な道路だ。

セルビス、ダマスカス市内から長距離バス停に10SPで行く      ド派手!とびっくり、地方街間のバスと聞いた

都市間大型バス(三菱製かベンツ製)        車輪のパンク(3年間で1回遭遇)、代替えのバスが来た

 

治安状況および安全対策

都市間大型バスの例、数社が競争して乗り入れているので乗り心地は快適、運賃は日本に比べればえらく安い。

 

日常生活において留意すべき現地のタブー

 

医療事情


ダマスカスにある私立シャームクリニック (Cham Clinic) 入り口

私は任期延長のためこの診療所でJICAの健康診断書を作ってもらった。 看護婦さんに至るまで英語が通じ、テキパキとした仕事ぶりにはシリア社会の新しい面を見た思いがしました。
超音波診断装置は日本製(東芝)でした。

 

日常の食生活

ご飯を食べますか?

エジプト米                         オーストラリア米

エジプト米 オーストラリア米

ラタキアのレストランで食べたチキンライス、大学教師の田舎の実家に招待、ご飯と肉や野菜の煮込み、日本食に似ておいしかった

オーストラリア米

 

衣服(正装・仕事着・普段着)

衣 服

ダマスカスのスーパーマーケットで (2006年10月)       ティシュリーン大学メカトロニクス学科の4年生一同 (2006年12月)

ダマスカスのスーパーマーケットで (2006年10月) ティシュリーン大学メカトロニクス学科の4年生一同 (2006年12月)

メカトロニクス学科のスタッフ                教師の田舎の実家に招待されたとき

ダマスカス旧市街の城壁外にあるサラディーン像前と中に入った所、黒装束の婦人をよく見かける。

ダマスカス旧市街の城壁外にあるサラディーン像 ダマスカス旧市街を入った所で

 

日常生活

物 価

 

ポテト2kg、玉ねぎ1kg、トマト1kg、なす1kg、オレンジ1kg、さやいんげん0.5kgなどの買物
私は北海道出身でおいしいポテトを食べているが、シリアのポテトのおいしさにびっくり!
シリアにはポテト栽培援助のため働いているJICAシニアボランティアがいます。 最大の危険はウイルス感染なので、無菌状態の培養ビンの中で栄養生殖により種いもを作って農家に分配する大事な仕事をしているのです。

 

賃 金

 

インフレ

 

風俗・宗教・文化・習慣

 

余暇利用

 

ラタキア港と魚市場の間の海岸にはレストラン・コンプレックスが開発され観光客がよく足を運びます。この辺で自由に海水浴ができます。 ただし、海水浴場ではないので脱衣場や安全監視はありません。
水はとてもきれいです。ただし、気になる点が一つ、ゴミのポイ捨てが多く、微生物分解されないプラスチックのゴミがやたらと目につく事です。

ラタキアより北、トルコに近い海岸です。この辺は海水浴場として整備されていて、脱衣場や水道設備もあります。
家族が海水浴に来ているようです。敬虔なイスラム教徒は黒装束を着けたまま海水浴をするんだ、ちょっとびっくり。

大学の先生がトルコに近い海岸に海水浴場に連れて行ってくれました。あまり遠浅ではありません。少し先に行くともう背がたたなくなった。 静かな感じの地中海だけど、海岸に近づくと急に波が高くなる。これは遠浅でない地形のせいだ。

 

 

日用品、家電製品等

借家の台所、電子レンジは要求して設置してもらった          台所のガスレンジ、鍋とケットルをのせてみた

 

 

生活費の使い方

 

左の写真はアラビアコーヒーのパッケージ。中東ではよくトルココーヒーと聞く。小さいカップに細かく惹いたコーヒーを直接入れて湯を注ぎ上澄みを飲む。 いわゆるアメリカンコーヒーより濃い。最初の頃、味がかなり違うのでコーヒー豆自体が違うのかと思っていた。
イエメンの留学生からコーヒーはイエメンが原産地でモカコーヒーはイエメンの港の名前だと教わりイエメンコーヒーをもらった。 何だ、コーヒー豆自体は同じなんだ。自分で入れたら日本で飲むコーヒーとほとんど違わなかった。
ただし、スパイスいりのコーヒーもある。これにはハッカ風の風味が加わる。 With Cardamomと英語でも表記されていたので分かった。私はめずらしさからカーダモム入りのコーヒーを買って自分で入れてよく飲んでいた。 カーダモムの割合もMocha Pure Coffee, With Cardamom, With Cardamom, Plus Cardamom, Extra Cardamomと5段階あった。


レバノンワインKSARA。街の店で簡単に買える。私は弱いのであまり飲まなかったが、名品KSARAを350SP (約700円) で買える。
ラタキアにはラタキア港があり門番の許可が必要だが中に入ると免税店がある。ここで KSARA ワインを$6 で売っていた。 徒歩で入ろうとすると構内タクシーを使えと言われ免税額以上の料金を取られる。現地の人と一緒に自家用車で入るのが良い。お酒の好きな人は定期的に免税店を訪れたそうな。

 

おみやげは必要か、もっていくとすれば何が喜ばれるか

 

日本で準備しておけばよかったと思った各種情報

 

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