JICAシニア海外ボランティア イン シリア

「アラビア語現地研修」

シリアに着いて最初の仕事はアラビア語の現地研修を受けることです。

「アラビア語現地研修」

現地のアラビア語の先生が英語とアラビア語を使って講習をおこないます。アラビア語は初めてなのでみんな四苦八苦です。 なかなか単語を覚えられません。もちろん日本語とは全く違う。英語とも共通性がない。 何か覚える手がかりがないと覚えにくいんですね。我々は音だけを聞いてすぐ覚えられる年齢をはるかに越えているのです。

「アラビア語現地研修」

果物、野菜、肉など生活に必要な物のアラビア語名をおそわりました。 全部覚えられないにしても、実物を見てしっかり覚えようと先生と一緒に近くの市場に出かけました。 この市場街には小さなお店が沢山ならんでいます。日本ではあまり見かけなくなった情景です。 あれ、白バイだ。この翼マークは日本製のオートバイです。

「アラビア語現地研修」

評判のお店かな？活気がありますね。

「アラビア語現地研修」

この狭い道を車も、人も、オートバイも通ります。そのほうが便利なんでしょう。大変な混雑です。

「アラビア語現地研修」

ここは日本の八百屋さんに似ています。果物「ファワキ」や野菜「クダール」を沢山売っています。

「アラビア語現地研修」

果物は「ファワキ」と言います。ナシ「ンジャース」と柿です。

「アラビア語現地研修」

ぶどう「アイネブ」です。こちらの人は皮も種も全部食べます。種を食べると胃にいいんだ、とも聞きます。全部食べてみました。種はあまり硬くなく簡単に噛み砕かれあまり気になりません。甘すぎずみずみずしく大変美味しいと思いました。

「アラビア語現地研修」

野菜は「クダール」です。ズッキーニ「クサ」、なす「バティンジャン」、パプリカ「フレフレー」、ほうれん草「サバネク」、イタリアーニパセリ「バドゥネス」、ねぎ「バラスィ」などいろいろあります。

「アラビア語現地研修」

たまねぎ「バッサル」、キュウリ「キィアール」、トマト「バナドーラ」、ポテト「バタタ」、レタス「カス」、すいか「バティク」などいろいろあります。

「アラビア語現地研修」

にんじん「ジャザール」やそらまめ「フアル」、グリーンピース「バザルヤ」、えんどう豆「ファソリエ」、オクラ「バムヤ」などいろいろあります。

「アラビア語現地研修」

ナッツ屋さんです。ピスタッチオを安く売っています。奥に見える赤紫色の果実が生のピスタッチオです。生のピスタッチオを始めて食べました。煎ったのもどちらも香ばしく美味しいですよ。

「アラビア語現地研修」

ここはカブズ、ケーキやクッキーを売っている店です。シリアではパンではなく小麦粉を薄く焼いたkhabz（発音はホブズに近い）を常食にします。インドのナンと似ていますが丸く大きい形です。

「アラビア語現地研修」

シリアで最もよく食べられている肉は鶏肉でしょう。こんな風に中が見えるガスオーブンで焼いています。おいしそうです。鶏肉はアラビア語で「ジャッジ」と言います。これは覚えやすい。

「アラビア語現地研修」

お肉屋さんです。牛肉は「ラハメ・アジェル」と言います。マトンは「ラハメ・ガナム」です。

「アラビア語現地研修」

ソーセージはあるの？とアラビア語の先生が聞いたらわざわざ出してきて見せてくれました。鶏肉または牛肉を使います。「ナアネ」と言います。

「アラビア語現地研修」

ひき肉がほしい場合はその場で注文します。するとこのように作ってくれます。ひき肉の状態では売っていないようです。悪くなりやすいですからね。

「アラビア語現地研修」

2週間の研修も無事（？）終了しました。生徒の表情を見ると女性を除き硬く出来具合が想像できそうです。まあ、あとは日常生活で繰り返し使って覚えることですね。

「アラビア語クラス会食」

全員修了を祝ってクラス全員で会食しました。ちょうどラマダンが終わって3日目なのでレストランも大変な混みようです。ここに来て、ああ終わった！とみんなの表情もにこやかになりました。

「アラビア語クラス会食」

アラビア語クラス会食が終わって外に出ると大変な混雑です。ラマダン明けのお祝いムードなんですね。日本の正月なんかとちょっと違うのはお酒を飲んで酔っている人を見かけないことです。